こんにちわ。エクステリア&リフォームのアイビー/江村工設(めざせ)三代目、江村タカヒロでございます。
え~、2016年7月20日夕方に書いているブログでございます。
前回のブログでは、工事の現場で予想される様々な危険を洗い出す危険予知活動略してKYKについて、出題編でしたstarmine.hatenablog.com
今回は
危険予知活動 対策編
というわけで、予想される危険をどのように回避、軽減するかを出していきます
例えばこういう時
これはいけません。
1.本来足場についている階段を使わずに降りようとした
2.安全帯(命綱)を使っていない
などが指摘に当たると思われます。
っていうか命綱しててもこんなことしたらアカンけど!
こういうことをしてしまいがちなときというのはたいてい大したことのない高さ
だったりします。
怖くない高さでも、落ちたら大変ですから!
絵の都合で簡略されてるだけだと思いますが、本来足場には手すりも必要ですしね
登り降りは正規に定められた階段を必ず利用するというのが奨励される対策。
工事の前に「階段使用よいか」「階段使用ヨシ!」とでも指差し確認を行います
例えばこういう時
これは予想しづらい…
1.バケットの掃除をする場所が悪かった
2.境界の斜面を削った際に、なんの防護もしていなかった
などの原因が考えられます
ショベルのバケットを移動させてから泥落としをする
削りとった土が崩落しないように土留めをする
などの対策がとられるべきですね
先日のブログでも紹介したブロックの下のよう壁がスカスカだった件
blog.g-ivy.com
こちらも同じような危険があらわになった現場でした
これについては、掘ってみたらこんなんだったということで、お客様にご納得いただきコンクリートの土留めを増設したのでした
その仕上がりがこちら↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
ぶあつく、がっしりと
日頃からこういう訓練をしておくと、自分の身も、お客様も守ることにつながります
例えばこういう時
ショベルカーや土を振動で締め固める機械を使った下地工事
1.ショベルカーの誤作動で作業者に当たる
この写真ではエンジンをOFFにして、バケットを作業領域外に振り向けてあります
2.区画や地面の高さを出すために、地面に挿してある鉄筋があぶない
ころんだ拍子に体に刺さったりしたら大事故ですね。
アイビーではこのようにマッシュルーム型のキャップをはめ込んで、転倒時の被害軽減を心がけています
転ばないのがいちばんだけど、ころんだ時のこともしっかり考えます
安全工事で、このように仕上がってきました♪
レンガに付着したセメントを除去する
1.ハンマーで自分の手をたたく
サザエさんでマスオさんがやらかしそうな失敗ですね。ベタですけどそれだけ起こりやすい事故だということでもあります
おおむね「注意深く作業する」というところに尽きるのですが、「安定した場所で」「手元が見えやすい状態で」など細かく気をつけるところはあります。
2.ハツったレンガの破片が飛んで目に当たる
これは危険です。砂とかでも痛いのに、結構なスピードでレンガの破片ですから。
こういう保護メガネを付ける必要があります。
もし保護メガネがない場合は
こういうサングラスで間に合わせてもいいと思います。何もないより格段に守ってくれますから
予測して、事故を防ぎ、もしもの時の防護をする
危険は、当たり前のことや慣れきったところにこそ潜んでいます。
慣れたことこそ慎重に。当たり前のことを当たり前に積み重ねる。
そういうことをやれている会社、職人は仕事の仕上がりも良いです。
安全管理、危機意識が優れているかどうかを、選ぶ基準にいれてみるのも良いのではないでしょうか。